PMAとは?最新の認定制度とピラティス資格の選び方
PMAとは?
PMA(Pilates Method Alliance)は、
アメリカに本部を置く国際的なピラティス団体です。
ピラティス指導者の教育基準や倫理規範の策定、
国際資格の認定、カンファレンス開催などを行っています。
PMA会員=スキルの証明ではない
PMA会員は、年会費を支払うと加盟することができます。
- 【個人会員(Individual Member)】
学生や指導者などが個人で加入できる - 【法人会員(Corporate Member)】
スタジオや団体単位で加入できる
年会費
学生会員 (Student) | 約50ドル/年 |
教師会員 (Teacher) | 約135ドル/年 |
法人会員 (Corporate) | シルバー:1,500ドル/年 ゴールド:5,000ドル/年 プラチナ:7,500ドル/年 |
※以前は、スクールや企業単位で承認を受けられる「団体認定制度」もありましたが、2022年に廃止されました。
会員になると、
イベント割引や求人情報、保険優遇などの特典が得られますが、
資格やスキルの証明ではありません。
PMA認定=試験や審査を通過した証明
PMAが行う「認定」は、
指導者(個人)や
教育プログラムの質(各養成講座ごと)を審査する制度です。
現在は以下の2つが存在します。
- 個人資格(指導者)・筆記試験のみ
NCPT(Nationally Certified Pilates Teacher) - 養成プログラム(資格)に対する承認制度
ITTAP(Instructor Training Program Approval)
これらは会員とは違い、
試験や審査を通過した場合にのみ名乗れます。

資格スクール選びでよくある誤解
「資格を取得したい」「養成講座を探している」場合、
特に注意したいのは、
「会員」と「認定」の混同です。
表記例 | 実際の意味 | 誤解のリスク |
PMA加盟校(法人会員のみ) | 団体に加入しているだけ | 認定校だと思い込む |
PMA認定インストラクター(NCPTなし) | 会員資格のみ | 国際資格を持っていると誤認 |
PMA認定校(ITTAPなし) | プログラム未承認 | 質が保証されていると思い込む |
これから資格を取る人が覚えておきたいこと
- 「PMA会員」と「PMA認定」は意味が違う
- 会員は、レベルを保証するものではない
- 「会員」を「認定」と書いている場合もあるので注意が必要
まとめ
資格スクールを探すときは、PMAという名前だけで判断せず、
- カリキュラムの内容
- 講師の経験&スキル
- サポート体制
などを、よく確認しましょう。
そして、いちばん大切なのは、
「この資格を取ったら、自分はどんな指導ができるようになるのか」
という視点で比較しましょう。
肩書きや団体名よりも、
学びの中身と実践力が、
未来のあなたの活躍に直結します。
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
Pilates Studio PIKO
MIHO